

福祉事業では、障害をお持ちの方とそのご家族を支援する多様なサービスを展開しています。通常、福祉サービスは年齢によって区切られており、一つのサービスだけでは人生全体に寄り添うことが難しいのが現状です。多くの場合、お子様が成長するたびに新しい事業所を探さなければならず、ご家族にとって大きな負担となっています。
しかし私たちは、年齢の壁を越えた継続的な支援を実現しています。
『児童発達支援』では、未就学のお子様を対象に、個別支援計画に基づいた療育サービスを提供し、お子様の発達段階に応じた専門的な支援を行っています。6~18歳を対象とした『放課後等デイサービス』は、障害をお持ちのお子様が放課後や休日を安全で楽しく過ごせる場所を提供し、一般的な支援に加え、重症心身障害児や医療的ケア児など、より専門性を要するケースにも積極的に対応しています。そして『生活介護』は18歳以上の障害者の方を対象とし、創作活動や軽作業、生活訓練などを通じて社会参加を促進。重症心身障害者の方には医療的ケアにも対応した専門的支援を実施。また『短期入所』では24時間体制でのサポートにより、ご家族のレスパイトケアとしても重要な役割を果たしています。
このような「エスカレーター式支援」が私たちの特徴の一つです。未就学期の児童発達支援から、学齢期の放課後等デイサービス、そして成人期の生活介護まで、お子様の成長に合わせて同じ法人内で継続的にサポートできる体制を構築しています。
このようにライフステージの変化に対応した切れ目のない支援により、利用者様とご家族は新しい環境に慣れる負担や手続きの煩雑さを軽減でき、長期的に安心して人生を歩むことができます。働くスタッフにとっても、お子様の幼少期から成人期まで成長を見守り、家族のような深い関係性を築けることは、他では得られない大きなやりがいとなっています。





介護事業では『デイサービス(通所介護)』を運営しています。デイサービスとは要介護認定を受けた高齢者の方が日中の時間を過ごす通所型の介護施設で、朝にご自宅までお迎えに伺い、夕方にお送りするまでの間、入浴サービス、機能訓練、レクリエーション、昼食提供などの様々なサービスを提供するのが特徴です。
利用者様にとっては同世代の方々との交流により孤立感を解消できるのと同時に、ご家族にとっては、日中の介護負担が軽減されるレスパイトケア(介護者の休息)としての役割も果たしています。
スタッフにとってデイサービスは、利用者様の笑顔や感謝を間近で見られることが大きな魅力です。お迎えした時の「今日も来たよ」という嬉しそうな表情、入浴後の「気持ちよかった」という感謝の言葉、レクリエーションで一緒に笑い合う瞬間など、日々の小さな喜びが積み重なります。特に当社では、身寄りがない、経済的に困窮している、対応が難しいといった様々な状況の方を積極的に受け入れているため、本当に支援を必要とする方々のお役に立てているという社会貢献性を強く実感できます。多世代との関わりの中で利用者様から人生の知恵を学んだり、以前よりも楽しそうに過ごしている姿を見て、自身の成長も実感できます。夜勤がないため規則正しい生活リズムで働けることも魅力の一つで、プライベートとの両立を図りながら、社会的に意義のある仕事に従事できるのがデイサービススタッフの魅力です。


