児童指導員

香村 萌々菜
放課後デイサービスつぼみ
児童指導員
2024年入社
児童指導員の仕事内容
障害のある子ども一人ひとりに寄り添い、集団生活の中で社会性や生活スキルを身につけられるよう支援します。手が出てしまう、上手く話すことが苦手、大きな音が苦手など、様々な特性を持つ子どもたちが同じ空間で安全に過ごせるよう環境を整えることが重要な役割です。また、保護者に家庭では見せない表情や行動を伝えることで安心感を与え、ときには保護者自身の心のケアも行います。
業務内容

この仕事の最大の魅力は、子どもたちの可能性を発見し、家族と一緒にその成長を喜び合えることです。人見知りをしていた子が心を開いて話しかけてくれ、「学校の先生も名前を呼んだことがないのに」と保護者の方に驚かれるような変化を目の当たりにできるのは、この仕事ならではの深いやりがいです。また、保護者の方の「ほっとした表情」を見られることも大きな意義を感じる瞬間です。日々の子育てで張り詰めている保護者が、「今日はこんなことができました」「こんな笑顔を見せてくれました」という報告を聞いて安心される姿を見ると、子どもだけでなく家族全体を支えているという実感を得られます。
具体的な仕事内容
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送迎業務・個別対応
各学校や家庭を回り、子どもたちの送り迎えを行います。学校ごとに下校時間が異なるため、効率的なルートで回ることがポイントです。車内では「今日はどうだった?」という会話から体調や気持ちを読み取り、施設での過ごし方を事前に考える重要な時間でもあります。 -
集団活動での個別支援・安全管理
しっぽ取りゲーム、だるまさんが転んだ、季節の制作活動、剣道指導など、月間スケジュールに基づいて多彩な活動を企画・実施します。様々な年代の子どもたちが同じ場所で活動を行うので、小さい子が怪我をしないよう事前に環境を整えることも大切です。 -
コミュニケーション支援・特性理解
発語のない子には身振り手振りで思いを伝え、聴覚過敏の子には声のトーンを調整するなど、一人ひとりの特性に応じたコミュニケーション方法を工夫します。子どもによって好む職員の声や接し方が異なるため、「この子にはこの先生の声の方が良い」といった細やかな配慮も行います。また、おやつ準備ではアレルギーへの個別対応も欠かせません。 -
保護者支援・家族全体のケア
連絡帳の記入や送迎時の対話を通じて、その日の様子を保護者に詳しく伝えます。「こんなことできるようになりました」という驚きを共有したり、家庭での困りごとがあれば一緒に解決策を考えます。万が一、他の子に怪我をさせてしまった場合は、保護者の受け止め方に応じて伝え方を変え、今後の支援プランも職員全員で検討して報告します。 -
柔軟な支援計画・即座の対応力
事前にスケジュールを組んでも、当日の子どもたちの様子は全く違うことが日常です。「今日はこの子とこの子が来るから、この活動を用意しよう」と準備しても、実際には全く違うものに興味を示すことが多いため、その場で子どもの意思を汲み取り、「今日はどんなことしたい?」と寄り添いながら臨機応変に対応します。
ある1日のスケジュール
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11:00
出勤・準備
その日利用予定の子どもたちの確認、おやつのアレルギー対応準備、レク活動の準備を行います。学校行事等で帰宅時間が変わる子もいるため、送迎スケジュールの最終確認も重要です。 -
12:00
昼休憩
1時間の休憩時間を取り、午後からの業務に備えます。 -
13:00
送迎開始
効率的なルートで各学校を回って子どもたちをお迎え。車内での子どもたちとの会話も大切な時間です。 -
16:00
レクリエーション活動
全員が揃ったところで、その日のレク活動を実施。積み木相撲、しっぽ取り、季節の制作など、子どもたちが楽しめる活動を行います。 -
17:30
おやつ・送迎開始
おやつタイムの後、各家庭への送迎を開始。保護者への一日の報告と情報交換を丁寧に行います。 -
19:00
申し送り・記録作成
全職員で一日の振り返りを実施。子どもたちの様子、保護者からの相談、翌日への申し送り事項を共有し、記録作成後終業となります。