• 社長ブログ

2025.09.16

#5:現場の声が会社を変える

―事例検討会議という挑戦

こんにちは。小泉です。

 

まだまだ暑い日が続きますが、体調など崩されていませんか。今月も事例検討会議が近づいてきましたので、今日はそのお話をさせてください。

 

昨年から始めた「事例検討会議」ですが、毎回80名近い皆さんが業務の合間を縫って参加してくれていることを本当に感謝しています。毎回実施後のアンケートも全部読ませてもらっています。貴重な意見ありがとうございます。

 

実際に事業所で起こっているリアルな対応への困り事をテーマする事例検討会議の形式にしてから、「非常に勉強になった」という声を聞く度に、参加者全員が同じような状況で、同じような悩みを抱えているのだと実感します。

 

以前からも、外部から専門の先生をお招きして外部研修を行っていましたが、「自閉症のお子さんにはこういう対応を」「発達障害の特性に応じてこんなアプローチを」といった、いわば教科書的な研修になってしまっていたのかもしれません。

 

「この子にはどんな対応をしたらいいだろう?」「うちの事業所では、こんな工夫をしているよ」「似たような経験があるけど、その時は…」と、現場を知る者同士だからこそ生まれる、実践的な意見交換。経験豊富なベテランから若手まで様々な見解を垣間見ることができるパネルディスカッションには、私自身も毎回一緒に参加しながら勉強させてもらっています。

 

この仕事では、支援の仕方がわからなくて行き詰まってしまい、それが離職につながってしまうケースもあります。それは当社も例外ではありません。経験の浅い方や「他の事業所はどうしているんだろう?」という疑問を抱えながら働いている方も多いはずです。

 

この会議では、そんな事業所間の壁を取り払って、対応に困っていることがあれば、堅苦しい会議だと思わず、声を上げてみてください。「実は私も同じことで困っているんです」という共感や「その時は…こんな工夫をしているよ」という明日からすぐに活かせる具体的な打開策がきっと見えてくると思います。

 

次回の事例検討会議はどんな事例が持ち込まれ、どんな議論が生まれるのか。とても楽しみにしています。皆さんからも、この取り組みについてご意見や感想をお聞かせください。


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