- 社長ブログ
2025.11.10
#9:上司にしかできないこと
― 成功体験を積ませる責任
こんにちは。小泉です。
先日、ある事業所のマネージャーと管理者の3人で食事をしていると、「スタッフに成長を感じてもらえていない」という相談話になりました。そのときに出た結論が、「上司の役割は、スタッフに成功体験を積ませることだよね」ということでした。今日は、そのことについてお話しします。
私が20代の頃、建築現場で働いていたときのことです。毎日の仕事なのにどうしてもうまくできない苦手な作業がありました。見よう、見まねでやってみても、なかなか思うようにいかない。
そんなとき上司だった方が、私が苦手な作業を始めると、いつの間にか影でサポートしてくれていたんです。私がいない間にちょっと手を加えてくれたり、「こうするといいよ」とさりげなくアドバイスをくれたり。おかげで、本来なら自分一人では達成できなかった仕事が、いつの間にかできるようになっていました。
不思議なもので、そうやって成功体験を積むと、自信がつくんですよね。「これ、俺できるかも」と思えて、次は自分から「これやっときますよ」と手を挙げられるようになる。あの上司は、きっと意図的に私に成功体験を積ませてくれていたのだと、今になって感じます。
人が成長を実感する一番のタイミングは、何かを成し遂げたときでしょう。失敗ばかり、ダメ出しばかりでは、苦手意識が強まるばかり。だからこそ、上司には「黒子」のようにスタッフをサポートして、小さな成功体験を積ませる役割があるのだと思います。
実際、うまくいっている事業所の管理者を見ていると、「みんなが動いてくれているおかげで」という言葉がよく出てきます。スタッフにスポットライトを当て、その成長を心底喜んでいる。そういう上司のもとでこそ、チームは強くなっていくんです。
そして、これは事業所に限らず、会社も同じ。最近、各事業所の会議に参加させてもらうようになりました。仰々しく思われた方もいたかもしれませんが、皆さんの表情や言葉の節々から、本当の気持ちを汲み取りたい。一人ひとりが何を感じ、何に困っているのかを、私の目で見て、耳で聞きたいという意図からです。だから困っていること、改善してほしいこと、こうしたらもっと良くなるという意見。遠慮せずに声を上げてください。
皆さんの声が、現場を、そして会社を変えるキッカケになります。