- 社長ブログ
2026.07.23
#26:苦手から逃げない「接触頻度」 信頼を築く泥臭い一歩
こんにちは。小泉です。
今回は、私が日頃から感じている「対人関係と信頼」についてお話ししたいと思います。仕事をしていると、どうしても一緒に働くスタッフや、特定の事業所に対して「好き嫌い」の感情を抱いてしまうことがあると思います。人間ですから、相性の良し悪しがあるのはある意味で当然のことです。
しかし、上に立つ人間がその感情を表情や態度に出してしまったり、無意識のうちに「あの人(あの事業所)は苦手だから」と足を運ぶ回数が減ってしまったりすると、どうなるでしょうか 。
「あの上司は、自分の好きなところにしか行かない」「私たちの事業所には関心がないんだ」。そうした態度は必ず現場に伝わり、仕事上とはいえ、信頼を完全に失ってしまいます。一度失った信頼を取り戻すのは、並大抵のことではありません。
私も飲食店のマネージャーをしていた20代の頃、同じような葛藤がありました。どうしても足が向かない、ウェルカムな雰囲気を感じない店舗があったのです。その時、私が意識して行動に移したのは、「嫌な事業所・苦手だと感じる場所ほど、あえてたくさん行く」ということでした。
最初は当然、居心地の悪さを感じます。しかし、逃げずに何度も足を運び、泥臭く顔を合わせる回数を増やしていくうちに、不思議な変化が起こりました。「また来たのか」という警戒心が少しずつ解け、相手の空気感が軟化し、いつしか関係性が大きく改善していくのを肌で感じられたのです(私なりの成功体験の1つです)。
自分の苦手なことや、嫌なことに向き合うのは、誰だってハードルが高いものです。しかし自分と相性の良い、居心地の良い人たちだけが集まる組織など存在しません。ましてや今は、多様性(ダイバーシティ)が重んじられる社会です。だからこそ、苦手意識から避けず、多様性を受け入れる意識が自分の壁を乗り越える一番の近道になると思います。
上司や部下、仲間からの「本当の信頼」というものは、スマートな言葉や耳あたりの良い指導から生まれるのではありません。行きづらい場所にこそ足を運び、相手と向き合うことから逃げない。泥臭いかもしれませんが、その姿勢の積み重ねによってのみ、築かれるものだと私は思っています。その一歩が、チームを強くする大きな変化を生むはずです。